今までにないくらい人材育成に対する見方が変わってきている?

仕事の環境

人材育成は喫緊の課題、だけど施策が打ちにくい

人手不足にどこも頭を悩ませている。昨今、リスキリングなどといったキーワードも花盛りで、どの企業も人材育成やスキル・ノウハウの転換なども熱心である。

また新人育成もかなり強化している。そもそもが新人を獲得することが難しい昨今、対象となる年代の人数が少ないのだから必然であるが、彼らを早く一人前にすべくどのような育成が必要かなどが議論されている。

一方で、働き方改革や、ブラック企業撲滅的な動きもあり、人を育てたいのに、育てるための施策が打ちにくくなっている。要は、育成される側の気分にマッチした施策しか打てない環境になっている。

今どきの人材育成策の姿とは

こうした前提に立った時に、どのような人材育成がありえるのだろうか?無理ゲーなのだろうか。能力を伸ばすためには、一定の負荷を受け入れることは不可欠であるが、その負荷は見方を変えれば、不当な対処、労働強化として受け取られてしまう。それでは能力伸長どころではない。

また育成を担当する企業のセクションも、自社の最前線の直接業務の現場で何が求められる能力なのかを実はよく分かっていないところも散見される。だからこそ、世間一般で言われている心地よい教育メニューに飛びつく。

それらを学ぶことは否定しないが、それで何が仕事に役立つのか。その効率や効果が疑問視されるものばかり。やることは否定しないが、今コストをかけて、この目の前の状況を打開する正しい方向性とは必ずしもいえないものではないかと思われる。

例えば、先日は文章力研修なるものが開かれている組織があると聞いた。文章が書けない社員が多いということらしいが、それであれば、まずは大量の適切な文章を読むことから始めた方が良いと思う。こうした研修が先行することで、すぐに役立つノウハウとして、それだけを摂取したがる人が多くなる。

人材育成の研修は効果があるのか

確かに研修で教えられることは正しいし、気づきもある。しかしそれを血肉化し、普段の業務の中で役立ているには、相応のトレーニング、実地の経験が必要であろう。それをすっ飛ばして、研修で仕入れてきた知識のみを当てはめる輩が出てくる。それでは本当のところ役は立たない。もっと地道な、そして中期的な行動変革を促していかねばならないのに。

とにかく、今、人材育成に向けた研修ビジネスにお金が流れているようにも見える。そこに投資したお金に対して、どれほどのリターンが期待されるのか。人はコストではなく資本であるとは、最近しばしば言われることであるが、それであればリターンをしっかりと考えるということももっと重視して考えるべきである。

今の人材育成施策は、とにかくやることが重要であって、その効果は妄想にとどまってしまっている。実際のところ、どこまで成果があるかは疑わしい。数年後、お金を投じたけど、人材は育っていないよね、という現場の嘆きが聴こえる姿がイメージされてしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました