働き方

仕事の環境

職場の飲み会での精算担当の経験値

慰労会や歓送迎会など、お酒の席での幹事の役回りは、なかなか悩ましいことに遭遇するものであるが、誰もがこの役割を一定以上担うだけの経験値を蓄積することは重要であろう。特に、コンサルをするならば、ロジ力を高めるための良い実践の場にもなり得る。
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コンサル現場で繰り広げられる上司と部下の1on1の真の意義は、部下側にあるのではなく管理者側にある

普段から、高頻度な1on1を通じて部下との関係性を密にしておけば、部下の方向付けがかなり容易になる。振り返ってみると、高頻度の1on1にかかる手間の総和と、今までのように駄々をこねる部下を宥めすかすコストの総和を比べると、前者の方が大きくコストも感情面のすり減りも減少することに気づいたのだ。 1on1は部下のためにあらず。管理職のためにあるものだ。それが気づきなのである。
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ルーチンワークを馬鹿にしてはいけない、学習効果が大きな差を生む仕事

コンサル会社に入社する若手社員の中には、相応の割合で、ルーチンワークは自分の仕事ではない、派遣社員の仕事であり自分がやる意味がわからない、などなど、まだ仕事のいろはも十分に知らないうちから、結構な発言をする
仕事の環境

新年度が始まる、2年目コンサル社員は、1年目に蓄積した信頼と姿勢の差がより大きな差に発展する

働き方改革でホワイトな職場になっ一方で、実は企業は静かに冷徹な判断をするようになったのである。復活戦の手を差し伸べることはせず、入社1年目を経て正しい認識を獲得できない人には、もはや将来を期待しなくなったのである。今時の若者は、その意味で、従来以上に厳しい社会に放り込まれたのであるが、正しい認識力がないとそれが理解できない。なんとも冷徹な社会になったものだ。
仕事の環境

ブレストという名のダベリ、そこから何か生まれるかは、集まる人による

結局、多くの人で考える際には、タネとなるような考えがしっかり準備されていないと、ブレストはうまくいかない。単なる時間の無駄、楽しい時間にしかならないのではないか。会を主催する人が、事前に汗をかいて、みなで意見を出し合うためのタネを設定する必要がある。そうした努力があった上で、有効に機能するのがブレストであろう。そうでなければ単に参加人数×時間×単価の無駄である。
仕事の環境

人間の能力と困難に出会った経験

今の新入社員は、社会経験が圧倒的に少ない。毎年言われていることであるが、特に近年で異質な状況であるのが、コロナ禍に学生だった今の新入社員である。コロナ前と比べても明らかに経験量が少ない。 この経験の少なさは、必然的に社会人として必要な機能、能力の基礎レベルにすら達しないほどの機能、能力不足につながる。致し方ない面はある。3年ほどの間、学生生活がままならない状況であったのだから。ただ問題を一層深刻にしていることは、正しいマインドを持てなかったこと。
仕事の環境

「分断」が近代の資本主義論争の論点になっているが、身近な部分でも分断が起きようとしている

多くの人が、本当に現在のみを見て、将来を見通す力がなくなっているのかもしれない。合理的な議論方法・作法は、スキルとして身につけるべきものであり、教育で何とでもある部分もあるが、その前提となる価値観がここまで強固となり、それが一人歩きを始めると手に負えない。
仕事の環境

組織における人材の評価は、どのようにして決まるのだろうか?

ダメなところがダメと言われずに、そのまま温存されてしまうのが今の日本にはある。その歪みは、全ての組織の中の人材に、薄く広く負担を強いることになる。そしてそのボリュームが、一つ一つは小さくても、積分するととうとう無視できるレベルではなくなってきているのが今の日本なのではないのか。実のところ能力がないのに、見かけだけで評価され、組織に影響を与えるポジションにつく人材が主流となると、当然のことながら組織はおかしくなる。
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ひとつのプロジェクトが終わり、新しい活動を始めたいという決意

コンサルは、プロジェクトとプロジェクトの間に、休憩機関のような時期を挟む人も多い。しかし、そうした時期だからこそ、独自のプロジェクトを立ち上げ、ブランクなしに動き続ける、活動し続けることが必要だと思う。
おすすめ読書

講談社現代新書「高学歴難民」阿部恭子著を読んで思うこと

今の世の中、全員ではないが、多くの若者が大学に進学する。数十年前と比べれば、はるかに多くの人が大学人進学する時代である。有名校と言われる大学にも多くの人が進学する。それだけ大学に進学することが一般化した世の中となっては、別に最終学歴が大学卒であろうがなかろうが、人生いろいろということは全く不思議ではない。