Z世代という括りで説明される特徴

仕事の環境

コロナ禍を経て入社してくるZ世代について、様々なことが言われ始めている。4月からもう半年を迎えるこの時期、様々なことが見えてきているのであろうか。

半年も一緒にいるとその姿やスタイル、思考様式の違いが改めて実感できる。瑣末な話から言えば、そもそもメール等の連絡に対する返答がない、もしくはやり取りの途中で、突然レスがなくなる。飲み会を積極的に開催したがるが、飲み会の幹事のやり方が分からないので自ら企画できない。作る資料がとにかくあっさりしていて、背景や目的などが記載されていない。などなど。

瑣末な話であるが、これまでの世代で当たり前にやってきたことが、当たり前ではない姿がところどころで見受けられる。今までの当たり前が全て正しいわけではないが、それでも正しいものも一定以上ある。

全てに対して、今の若者は。。。という議論は良くないと言われるが、それにも同意しつつも、それでも今の若者は。。。と言ってしまうのは妥当な部分もある。

認識している世界が違うのであろう。社会は、Z世代なる世代だけではなく、様々な世代が共に活動する場である。Z世代の感覚や考え方を頭から否定してはいけないというのはその通りであるが、逆も然りで、Z世代以外の今までの世代の考えや感覚も頭から否定してはいけない。

現状では、Z世代を持ち上げすぎて、逆にZ世代以外の感覚や考えを頭から否定してしまっている世の中になって異るのではないか?企業の人事部などは、あまりにも片方に肩入れしすぎているのではないかという印象がある。

今後の会社の中核になる人材を確保しなくてはいけないという考えもあり、新入社員や若手をしっかりとサポートしたいという趣旨はわかる。しかし、足元の施策として、過度な保護的な施策ばかりだろ、現在の主戦力である中堅・ベテラン層の離反を招く。

バランス感覚が求められるが、なかなか難しい。

このようにして、世代交代が進んでいくのだろうが、またそれは不可欠な事象であるが、世代交代が全て良い結果になるとは限らないことに、留意が必要であろう。

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