コンサル業界の最新動向|トーマツ退職事例とAI時代の報酬モデル改革とは?【2025年6月】

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1:大手コンサルからの離脱にみる「スモールキャリア志向」の広がり


元デロイトトーマツコンサルティングの夫婦がコンサル業界を離れ、地方で代々続く農家に転身したという事例が注目を集めている。

この事例は単なるUターンや転職ではなく、都市型・大手企業型のキャリアモデルに疑問を抱く若手ビジネスパーソンの増加を象徴している。高度なスキルを持ちながらも「消耗する働き方」に疑問を持ち、自己決定による小規模事業へのシフトが始まっている。

特に、従来の「年収・ポスト・会社名」といった評価軸ではなく、「やりがい」や「暮らしとの一体化」といった価値観が重視されつつある点に注目すべきだ。大手コンサル出身という看板は地方においても信頼として機能し、むしろ地域での新規事業に好影響を与えるケースも出てきている。

参考ニュース

  • 「夫婦でトーマツ・コンサル→農家七代目へ。退職を考えるビジネスパーソンに伝えたい『スモールキャリア』の可能性」 https://www.businessinsider.jp/article/lifeshifter-inasakuhonten/

2:AI時代におけるコンサルビジネスモデルの再構築


大手ITコンサルティング会社が取り入れ始めた「AI時代の請求方法」に関する動きも見逃せない。これまでのように「時間単価ベース」での報酬体系ではなく、AIによって圧縮された工数を前提にした成果報酬型や価値提供型モデルへの移行が進んでいる。

コンサルティングの本質が「知見の時間切り売り」から「成果の提供」へと変化するなかで、報酬構造のアップデートは業界全体に波及する可能性がある。特に生成AIの導入により、従来数週間かかっていた調査分析が数日で完了する事例も増えており、付加価値の定義が問われている。コンサルタントとしての存在意義そのものが、今後ますます成果ベースの評価軸に移行していく兆しといえる。

参考ニュース

  • 「大手ITコンサルティング会社が選んだ『AI時代の請求方法』とは」 https://www.businessinsider.jp/article/lifeshifter-inasakuhonten/

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